不動産売買においてクレジットカードで得する方法!注意点とメリットを解説

query_builder 2025/06/06
著者:堤不動産鑑定株式会社
06不動産売買 クレジットカード

「不動産は現金主義」「カード払いは無理」と思い込んでいる方も多いかもしれませんが、現在、一部の不動産会社では初期費用のクレジットカード決済が対応可能になっています。実際、物件価格の5%〜15%程度をカード払いで処理できるケースもあり、ポイント還元や支払猶予といったメリットを享受している人も増えています。

 

しかし、決済対応の不動産会社には条件があり、使い方を間違えると「住宅ローン審査に影響が出る」「限度額オーバーで決済が弾かれる」といった注意点も少なくありません。

 

このページでは、不動産売買におけるクレジットカード活用のメリット、デメリット、カード会社ごとの対応状況、注意点を網羅的に解説し、カード払いを上手に取り入れる方法を明らかにします。

 

今すぐ読み進めて、賢く「住まいの購入資金」を最適化するヒントを手に入れてください。放置すれば、数万円〜十数万円相当のポイント還元や振込手数料の節約を、まるごと損してしまう可能性もあるのです。

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不動産売買でクレジットカードは本当に使えるのか?

不動産本体価格にカードが使えない理由と業界構造

不動産売買において、もっとも多くの人が疑問に思うのが「物件そのものの代金にクレジットカードは使えるのか?」という点です。結論から言えば、物件本体価格に対するクレジットカード決済は原則不可であるケースがほとんどです。その背景には、不動産業界特有の構造的・法的な課題があります。

 

まず、最大の障壁となるのは「カード会社との加盟店契約の制限」です。不動産売買は1取引あたりの金額が数百万円から数千万円に及ぶため、カード会社にとってはリスクが高すぎるジャンルに分類されます。多くのカード会社は不動産本体価格の決済を禁止または制限しており、不動産会社が加盟店契約を結んでいても、それは主に「仲介手数料」や「火災保険料」などの初期費用に限られます。

 

また、資金決済法や宅地建物取引業法といった法律も影響を及ぼします。不動産売買では、重要事項説明や契約書面の交付が義務付けられており、その流れの中でカード決済のようなリアルタイム性を伴う支払い手段は管理が困難であると見なされています。特に「売買代金の決済=所有権移転」という取引の重みから、誤送金や返金トラブルを避けるために現金振込が主流です。

 

さらに、クレジットカードには利用限度額が設定されています。ゴールドカードやプラチナカードであっても、通常は100万円から300万円程度の利用枠にとどまるため、1,000万円以上の物件代金を一括で決済するには到底足りません。リボ払い・分割払いにすれば可能ではと考える人もいますが、不動産売買は基本的に「即時決済」が求められる場面が多く、これも障害となります。

不動産業界のキャッシュレス対応状況

現在、日本社会全体でキャッシュレス化が進展しており、飲食・アパレル・交通機関・医療など多くの業界でクレジットカードやQRコード決済が浸透しています。不動産業界も例外ではなく、特に都市部を中心にキャッシュレス対応の不動産会社が増加しています。

 

経済産業省が発表した「キャッシュレス推進に関する白書(2024年度版)」によると、日本国内のキャッシュレス決済比率は2020年時点の29.7%から2024年には約39.5%まで上昇しました。特に高額決済分野ではまだ導入が進んでいないものの、不動産業界では「初期費用」の一部をカードで支払える環境が整いつつあります。

 

最近では、次のような項目でクレジットカード決済を導入する不動産会社が増えています。

 

  • 仲介手数料
  • 火災保険料
  • 保証会社への保証料
  • 契約事務手数料
  • 鍵交換費用

 

これらは物件本体価格ではないものの、契約締結時に数十万円単位の支払いが必要となるため、カードでの支払いニーズが高まっている分野です。

 

また、Square(スクエア)やAirペイといったスマート決済端末の普及により、中小規模の不動産会社でも簡単にカード決済を導入できるようになりました。さらに楽天ペイやPayPayといったQRコード決済サービスの導入も進んでおり、「現金のみ」だった時代からは明らかに変化しています。

 

ただし、現時点で「全額カード払いに対応」している不動産会社は限定的であり、クレジットカードが使えるかどうかは事前に確認が必須です。特に地方の中小不動産会社では、導入が遅れているケースも多く見受けられます。

初期費用のクレジットカード払いはどこまで可能か?費目ごとの対応可否を解説

カード支払いが可能な費目一覧

不動産売買や賃貸契約において発生する初期費用の中には、クレジットカードで支払いが可能な項目が複数存在します。特に都市圏やキャッシュレス対応が進んでいる不動産会社では、カード決済の導入が積極的に行われており、利便性やポイント還元を求めるユーザーにとって重要な判断材料となっています。

 

以下の表は、代表的な初期費用とクレジットカード支払いの対応可否をまとめたものです。

 

費用項目 カード支払い対応 備考
仲介手数料 多くの不動産会社で対応 金額が高額になるため、分割払いを選べる場合あり
申込金(預かり金) 対応する会社あり 契約前提での仮押さえ時に一時金として支払い
手付金 一部対応あり 売買契約時、上限額によりカード決済を選べる場合もある
火災保険料 対応率が高い 保険会社によってはオンライン決済も可能
保証会社への保証料 一部で対応 賃貸契約時に必要。導入している保証会社次第
契約事務手数料 多くの会社で対応 店舗によってはキャンペーン割引と併用できるケースもある
鍵交換費用 対応する会社あり 約1万〜2万円程度で、カード払いでポイント獲得を狙える
引越し費用 対応事業者が多数 不動産契約とは別手配だが、クレジットカードが有効な業者多し

 

こうした初期費用のカード払いには、次のようなメリットがあります。

 

  1. 現金を用意する必要がなく、支払いの手間が軽減される
  2. 利用額に応じたポイント還元やマイルが獲得できる
  3. 支払い時期の調整(翌月払いや分割払い)が可能で資金繰りの柔軟性が増す

 

また、特定のクレジットカード(楽天カード、アメックスなど)では、新規入会時のキャンペーンや利用特典が適用される場合もあるため、不動産契約のタイミングでカードを見直すのも効果的です。

 

一方で、不動産会社が設定する決済条件により、カード利用が「一括払いのみ」となることや、「手数料は利用者負担」とするケースも存在します。これらは事前の確認と交渉が重要であり、契約締結前に必ず明示しておきましょう。

 

初期費用の一部だけでもカード払いが可能になることで、家計管理やポイント戦略の幅が広がるため、活用を検討する価値は十分にあります。

カード利用不可なケースとその原因

不動産取引におけるクレジットカード決済は年々導入が進んでいますが、すべてのケースで利用できるわけではありません。特に、以下のような要因によってカード利用が拒否されることがあります。

 

  1. カード端末や決済システムの未導入
  2. 利用限度額を超える高額な支払い(物件価格、頭金など)
  3. 手数料負担のトラブルを避けたいという会社の方針
  4. 加盟店契約の問題(不動産業者がクレカ決済用の加盟店登録をしていない)

 

たとえば、地方の小規模な不動産会社では、カード決済端末の導入が進んでいないことも多く、「現金か銀行振込のみ対応」というケースが少なくありません。また、物件の購入に関わる費用が高額になりやすい不動産取引では、そもそもカードの限度額内に収まらないため、カード払いが技術的に難しくなります。

 

以下に、カードが利用できない原因を具体的にまとめます。

 

利用不可の主な原因 内容説明
決済端末の未導入 不動産会社にSquareやAirペイなどのシステムがない場合
利用限度額の超過 100万円を超える決済が多く、上限に達しやすい
手数料の扱いが未整備 クレジット決済にかかる手数料を誰が負担するか明確でない場合
加盟店契約が未登録 不動産売買向けの決済はカード会社の審査が厳しい場合がある
会社方針として非対応 トラブル回避や業務簡素化を目的にカード対応を行っていない

 

特に注意したいのは、支払い総額が高額になる売買契約においては、カード利用が法律・業界慣習の観点からも難しいという点です。宅地建物取引業法の観点からも、売買契約時には「支払証明の厳格性」が求められるため、即時入金が確実な現金振込が基本となっています。

 

また、利用者側のカードの設定にも問題があるケースがあります。支払額に見合う「利用限度額」が設定されていないと、決済エラーが発生し、最悪の場合は契約に支障が出ることもあります。事前にカード会社に問い合わせて一時的な利用枠の増額を申請するなどの対策が必要です。

 

対応可否は店舗ごとに異なるため、事前に確認を怠ると「当日使えなかった」というトラブルに繋がります。とくに重要な契約日に向けては、数日前から対応可否を問い合わせ、場合によっては代替手段(振込予約、分割支払い等)を検討する必要があります。

家をクレジットカードで買う?対応可能な金額・条件・実現方法を具体解説

物件価格にクレジットカードが使えない理由

クレジットカードで家を買うという発想は一見革新的に思えますが、現実的にはさまざまな障壁が存在しています。特に、日本の不動産取引の現場においては、物件価格全体をカードで支払うことができない仕組みが制度的・技術的に根深く存在しているのが実情です。

 

第一の理由は、クレジットカード加盟店契約の構造です。不動産会社がクレジットカード決済を導入するには、カード会社との加盟店契約を締結し、さらにその決済金額の上限を個別に設定しなければなりません。しかし、数千万円規模の物件価格全額をカードで支払うことは、カード会社側がリスク管理の観点から許可しないことがほとんどです。

 

次に、クレジットカード自体の利用限度額が課題となります。一般的なクレジットカードの上限は50万円〜300万円程度であり、富裕層向けのプラチナカードやブラックカードでも数百万円〜1,000万円が上限です。仮に高額な物件の支払いにカードを使いたくても、限度額の制約を超えてしまうため、実質的に不可能となるケースが大半を占めます。

 

さらに、カード利用に伴う手数料問題も大きなネックです。クレジットカード決済には通常3〜5%の決済手数料が発生します。不動産売買のような高額取引では、売主がその手数料を負担することに対する抵抗が大きく、買主が手数料を負担する形を取った場合、追加費用が数十万円〜百万円単位になることもあります。

 

最後に、不動産売買における決済の法的性質が影響します。多くの物件売買では「決済日」に一括で現金または銀行振込による支払いが求められ、これをクレジットカードの決済スキームに乗せることが制度的に対応していません。これは、司法書士による登記手続きが「現金一括支払い」と連動して進められるためです。

 

以下に、カード決済の不動産取引で直面する代表的な制約をまとめます。

 

制約内容 詳細
加盟店契約の制限 高額取引における加盟店登録が不可
利用限度額の壁 一般カードでの決済額が不動産価格に届かない
手数料負担問題 高額手数料を売主・買主のどちらも敬遠
決済の即時性 現金一括での即日決済が司法書士手続き上必要
信用審査との干渉 一時的な借入増加が住宅ローン審査に悪影響を与える

 

このように、技術的・金融的・制度的な観点から、カードでの一括購入は現実的に極めて難しいといえます。

分割・リボ・現金併用で実現可能な範囲

不動産売買においてクレジットカードを活用する現実的な方法として注目されているのが、「分割払い」「リボ払い」「現金との併用払い」です。物件価格全体ではなく、初期費用の一部に限定してカードを利用することで、決済のハードルを大幅に下げることが可能です。

 

例えば、仲介手数料・申込金・登記費用・火災保険料といった初期費用は、クレジットカードでの支払いを認める不動産会社が増えてきています。これにより、「一部だけカードで支払いたい」「ポイントを貯めたい」「資金繰りを調整したい」といったニーズに応える形が一般化しています。

 

下記に、クレジットカード利用が可能な項目とその利用例を整理しました。

 

費目 カード利用可否 備考
仲介手数料 可(対応業者のみ) 分割可、手数料上乗せあり
申込金 一部の不動産会社で対応
火災保険料 保険会社によって異なる
登記費用 条件付き可 司法書士による制約あり
住宅ローン手数料 一部可 銀行側の判断による
物件代金(本体) 原則不可 上限・加盟店契約により不対応

 

このような費目をクレジットカードで支払う場合、支払い方法の選択肢も重要です。多くのカード会社では一括払いを選択しても、あとから分割払いやリボ払いに切り替えることが可能な「あとリボ」「あと分割」機能を提供しています。これにより、支出のコントロールがしやすくなり、急な資金繰りにも柔軟に対応できます。

 

また、不動産会社の中には決済代行サービスと提携しており、「Square」「Airペイ」「STORES決済」などを導入することで、タブレットやスマートフォンで簡易決済を可能にしているところもあります。こうした会社では、より柔軟な支払い条件を提示できるため、都市部の若年層を中心に注目されています。

 

一方で、クレジットカード払いにすると、住宅ローン審査への影響も無視できません。特に、審査直前にカード残高が増えると「負債」として評価され、ローン審査が不利になる可能性があります。従って、カード利用のタイミングや限度額の管理には慎重さが求められます。

カード利用によるスケジュール遅延リスクと対策

クレジットカードでの支払いを不動産取引に組み込む際に最も注意すべきなのが、決済処理に伴うスケジュールの遅延リスクです。特に「決済日=引渡し日」となる不動産売買において、わずかな遅延でも引渡しが延期される事態に直結するため、信頼性の高い決済フローの確保が極めて重要です。

 

まず、クレジットカード決済では、「承認」「売上確定」「入金」といった複数ステップが必要となります。多くのカード会社では、売上の確定から加盟店への入金までに3〜5営業日を要します。この時間差があるため、物件の引渡し日直前にカード決済を行うと、入金が遅れて所有権移転登記が実施できなくなる可能性があります。

 

この問題に対する実用的な対策として、以下の手法が有効です。

 

  1. 引渡し予定日の1週間以上前に決済を完了しておく
  2. カード決済後、決済代行業者から「入金予定日証明書」を取得し、売主に提示
  3. 現金併用で確実な部分を前払いし、残額のみカードで処理
  4. 不動産会社と決済タイミングについて事前に詳細なスケジュール合意を取る

 

特に、カード利用による引渡し遅延は、買主・売主双方に大きな影響を及ぼします。住宅ローンが絡む場合には、融資実行日もズレ込み、金利負担や再審査リスクが発生することもあるため、慎重な計画が必要です。

 

以下に、カード利用と引渡しスケジュールの注意点を表にまとめます。

 

リスク項目 内容 推奨対応策
承認遅延 オンライン処理のエラーや上限超過による否認 上限額の事前確認・事前申請
売上未確定 決済処理の不備やタイムラグ 不動産会社と事前調整・証憑準備
入金遅延 加盟店入金までの数営業日 決済を引渡しの1週間前までに完了
書類不備 所有権移転の条件に関わる資料提出漏れ 決済後すぐに証明書類を提出
信用低下 ローン審査に影響 利用残高管理と事前相談の徹底

 

このように、カード利用には高い利便性がある一方で、特有のリスク管理も欠かせません。不動産取引におけるカード活用は、「早めの準備」と「正確な段取り」が成功の鍵を握るといえるでしょう。

住宅ローン審査とクレジットカードの関係 知らないと落ちる審査の落とし穴

カード利用履歴が審査に与える影響とは?

住宅ローンの審査において、クレジットカードの利用履歴が与える影響は決して小さくありません。信用情報機関に蓄積された個人の「信用情報」は、審査の最初の段階で重視される基本資料であり、過去の利用状況がスコアとして可視化されているためです。

 

たとえば、信用情報には以下の内容が登録されます。

 

登録内容 内容の詳細
クレジット契約履歴 利用開始日、カード会社名、契約内容(分割、リボ等)
返済履歴 毎月の返済実績、遅延履歴、未払いの有無
借入状況 現在の借入残高、ローン本数、他社との契約数
問い合わせ履歴 他の金融機関からの照会記録(=申し込み履歴)

 

住宅ローンの審査では「信用スコア」が金融機関ごとに計算され、返済能力の判断に活用されます。スコアは単に「延滞がある・ない」で決まるものではなく、クレジットの使い方そのものが評価対象です。

 

例えば、カードを全く利用していない「ホワイト属性」の人は、信用情報が空白になっているため、金融機関が信用力を判断しづらく、審査が慎重になることがあります。逆に、毎月一定額を利用し、遅延なく支払っている人は「信用力がある」と評価されやすい傾向があります。

 

審査担当者は信用情報機関(CIC、JICC、KSCなど)から取得した情報をもとに、利用実績の整合性、返済パターンの健全性、そして短期間に複数のカードに申し込んでいないか(申込ブラック)なども細かく確認します。

 

よくある誤解として、「クレジットカードを使わなければ安全」という考え方がありますが、これは逆効果になるケースもあります。カードを適切に使っていない人は「信用の履歴が構築されていない」と判断され、ローン審査で不利になることもあるのです。

 

そのため、住宅ローンを計画している人は、日頃からカードの利用履歴を良好に保ち、「支払い能力と管理能力のある利用者」であることを示すことが求められます。

クレジットカードの利用枠・支払い遅延と信用情報の関係

クレジットカードの利用枠や支払い遅延の履歴は、住宅ローン審査において最も注視される要素のひとつです。特に以下のような「信用リスクシグナル」が発見されると、審査落ちの原因となる可能性が高くなります。

 

項目 審査への影響
利用限度額の超過 常態化していると「資金管理に難あり」と評価される
返済の遅延 一度でもあると「債務履行の信頼性」に疑義が生じる
リボ払いの常用 財務状況が不安定であるとみなされやすい
多重契約(5枚以上) 借入依存傾向が強いとみなされる

 

特に支払い遅延は、信用情報に「異動情報」として最大5年間記録され、これがあるだけで大手金融機関のローン審査に通過することは非常に困難になります。遅延が発生した月があると「入金遅れ」「延滞」「解約」などのネガティブコードが記録されるため、本人の認識と無関係に評価が低下します。

 

利用限度額の枠いっぱいまで使っている場合も、金融機関からは「返済余力がない」と判断されることがあります。たとえば、50万円の限度額に対し常に48万円前後の残高があると、返済の余裕がなくなっていると受け取られかねません。

 

また、カードの種類や年数も加味されます。年会費無料のカードを短期間で複数持っているよりも、信頼性のあるカード会社(例:銀行系や流通系)で長期に渡って正常利用を続けている方が信用は高くなります。

 

審査落ちを避けるためには、以下のポイントに注意する必要があります。

 

  • 支払い遅延は1回でもNG。必ず期日前に支払う
  • 利用限度額の30%以内での利用が望ましい
  • リボ払いより一括払い、分割でも短期完了を優先
  • 保有カード枚数は3枚以内に抑える
  • 異動情報がある場合は完済から5年間待つこと

 

これらの対策は、単なる「審査通過のため」だけでなく、日常生活における信用の積み重ねとしても有効であり、将来の融資や金融サービスの利用全般においてプラスになります。

クレジットカード決済で得られるメリットとは?上手に使えば節約にも

ポイント・マイル還元の実例

高額な不動産関連費用や初期費用をクレジットカードで支払うと、ポイントやマイルが大量に貯まります。カード利用額が大きくなることで、普段の買い物では到底届かないようなポイントが短期間で得られるのが大きな魅力です。

 

例えば、還元率1.0%のクレジットカードで100万円の決済を行うと、10,000ポイントが貯まります。これを航空会社のマイルに交換すれば、国内線の往復航空券にも匹敵する価値を持つ可能性があります。さらに、ポイントは以下のような形で使い道が広がります。

 

ポイント使用の一例

 

使用用途 具体的内容 参考価値
航空マイル 国内線往復、国際線アップグレード 約1.0〜1.5円/マイル相当
電子マネー 楽天ポイント、Tポイント、WAONなど 1ポイント=1円相当
家電・日用品交換 Amazon、ヨドバシカメラ等で使用 ポイント価値そのまま
商品券 JCBギフトカードなどに交換 若干の目減りあり

 

さらに、還元率の高いカード(例:1.5%)を使えば、100万円利用時に15,000ポイントが付与されます。年間を通して数百万円をカードで決済することで、数万~数十万ポイントの還元が見込めるため、資金管理がしっかりしている人にとっては大きな節約効果となります。

 

また、一部の不動産会社では、クレジットカードでの支払いによって独自のキャッシュバックキャンペーンやポイントアップ施策を実施している場合もあります。これらを利用すれば、実質的な価格交渉に近い形で不動産購入費用を抑えることも可能です。

 

注意点としては、カード会社ごとに上限金額やポイントの有効期限が異なるため、大きな金額を扱う前には事前の確認が必須です。高還元カードを複数組み合わせる場合、キャンペーン時期や有効活用できるサービス(例:ANAマイル・楽天市場)を把握しておくと、さらに効率的です。

支払い猶予による資金繰り最適化の活用方法

クレジットカードの最大のメリットの一つは、支払いまでに一定の猶予期間が設けられていることです。これを活用することで、短期的なキャッシュフローを改善し、不動産購入時の資金繰りを柔軟にすることができます。

 

多くのクレジットカードでは、締め日から支払日までの期間は30〜45日ほどあります。この期間を活用すれば、例えば急な支払いが発生した場合でも、実際の現金流出を後ろ倒しにすることが可能です。

 

クレジットカードの支払い猶予の仕組み

 

カードの例 締め日 支払日 実質猶予期間
三井住友カード 毎月15日 翌月10日 約25日
JCBカード 毎月15日 翌月10日 約25日
楽天カード 毎月末日 翌月27日 約27日

 

この猶予期間を最大限に活用するためには、支払日を戦略的に設定し、決済日を調整することがカギとなります。例えば、翌月の給与が入ってから支払えるようにスケジュールを組むことで、金利を一切支払わずに資金を一時的に確保できます。

 

また、分割払いやリボ払いを活用すれば、さらに長期にわたって返済スケジュールを柔軟に設計可能です。ただし、リボ払いは手数料が高くなるため、利用には注意が必要です。

まとめ

不動産売買においてクレジットカード決済を活用することで、現金払いでは得られないさまざまなメリットを享受できます。具体的には、初期費用の一部である仲介手数料や火災保険料などを対象にカード払い対応可能な不動産会社が増加傾向にあり、条件が合えば高額決済でもポイント還元やマイルを効率よく貯めることができます。

 

実際に100万円を決済すれば、還元率が1%のカードなら1万ポイントが獲得でき、これは航空券や商品券など実質的な値引きに繋がるのです。また、カード締め日と引落し日のタイミングを調整することで30日以上の資金猶予が生まれ、振込手数料や資金移動の手間を減らしながらキャッシュフローを最適化することも可能です。

 

ただし、限度額や審査影響などの注意点もあり、使い方を誤れば住宅ローンの信用情報に悪影響を与えるリスクもあります。特に支払い遅延や利用枠の過剰使用は避けるべきであり、契約時には不動産会社の対応可否を事前に確認し、カードの種類や利用条件を把握しておくことが重要です。

 

「不動産は現金で」という従来の常識に縛られず、正しい知識と準備をもって活用すれば、カード決済は確実に費用負担を軽減する手段になります。損をしないためにも、制度やサービスの進化を見逃さず、自身にとって最もメリットのある選択を見つけてください。

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よくある質問

Q.初期費用でクレジットカードが使える不動産会社はどれくらいあるのですか
A.全国の不動産会社のうち、仲介手数料や火災保険料など初期費用の一部をクレジットカード払いに対応している会社は約30%程度とされています。特に都市部やオンライン対応を強化している企業では、AirペイやSquareなどの決済代行サービスを導入しているケースが増えており、利便性が向上しています。ただし、物件価格や土地代金そのものにはカードが使えないことがほとんどなので、どの費目が対象となるのかは事前確認が不可欠です。

 

Q.不動産購入時にクレジットカード利用が住宅ローン審査に影響することはありますか
A.はい、あります。カード利用履歴や利用限度額の超過、支払い遅延などは個人信用情報として蓄積され、住宅ローン審査時にスコアリングの対象になります。特に審査直前に限度額ギリギリまで利用していたり、分割払いやリボ払いを多用していると、信用情報にマイナスの影響を与える可能性が高まります。審査前3か月程度はカード利用額を抑え、支払い遅延を絶対に避けるなど慎重な資金管理が求められます。

会社概要

会社名・・・堤不動産鑑定株式会社
所在地・・・〒103-0022 東京都中央区日本橋室町4-3-11 DK共同ビル8階
電話番号・・・03-6262-1043

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